[geometry-ml:04071] 第5回FTTZS(6/12, 平野光さん)

jun ueki uekijun46 @ gmail.com
2020年 6月 6日 (土) 17:11:45 JST


geometryMLの皆さま,

第5回「Friday Tea Time Zoom Seminar」のお知らせです.
皆様のご参加をお待ちしております.

日時:6月12日(金)15:00 - 15:30 お茶会,15:30 - 16:30 セミナー
場所:Zoomによるオンラインセミナー
* 参加方法については,本セミナーのウェブページ
https://sites.google.com/view/fridayteatime/
をご確認ください.

pass: The least positive integer which is the value of the Alexander
polynomial Δ(t) of the trefoil at t=-9.


講演者:平野 光(九州大学)
タイトル: On a construction of an arithmetic analogue of Dijkgraaf-Witten TQFT

アブストラクト:Atiyahによる位相的場の理論(TQFT)は多様体の位相不変量を与える枠組みである。Dijkgraaf-Witten理論は有限ゲージ群をもつChern-Simonsゲージ理論とみなされ、(2+1)次元TQFTの一つの例であり、Dijkgraaf-Witten不変量は3次元多様体の位相不変量である。一方で近年、数論的位相幾何学における種々の類似に基き、Minhyong
Kim氏は数論的Chern-Simons理論を創始し、数体に対してChern-Simons不変量の数論的類似を構成した。筆者もDijkgraaf-Witten不変量の数論的類似を定義し、実2次体に対して明示的公式を与えた。然しながら、この数論的Dijkgraaf-Witten不変量には、Atiyahの理論に対応する枠組みが知られていない。本講演では、Chern-Simonsゲージ理論における幾何学的量子化に似た視点に基き、ある特別な設定の下で(2+1)次元におけるDijkgraaf-Witten
TQFTの数論的類似を構成した結果について述べる。これはJunhyeong Kim氏と森下昌紀氏らとの共同研究である。

世話人:
植木 潤(東京電機大学)
松坂 俊輝(名古屋大学)

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