[geometry-ml:04473] 東工大幾何セミナー (10/22, Zoom)

Yoshinori Hashimoto hashimoto @ math.titech.ac.jp
2021年 10月 11日 (月) 10:21:44 JST


皆様,

下記の要領で東工大幾何セミナーをZoomにて開催しますのでお知らせいたします.

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講演者:松本 佳彦 氏(大阪大学)

日時:10月22日(金)16:30〜18:00

タイトル:The CR obstruction tensor and Bernstein-Gelfand-Gelfand operators in CR geometry

要約:「CR障害テンソル」というのはACH Einstein計量の無限遠境界における対数特異性を表すテンソルで,境界のCR構造(正確には整合概CR構造)によって決まっている.このテンソルは,ACH Einstein計量に関する解析により,あるCR不変2階線型微分作用素$D^*$の核に常に属していることがわかっている.これは「4次元Riemann多様体のBachテンソルの発散は0である」という事実のCR幾何学における類似である.
今回,上記のCR不変微分作用素$D^*$が「Bernstein-Gelfand-Gelfand構成」とよばれる放物幾何の理論における構成からも得られることがわかったので,それについて報告する.BGG構成の一般論はČap–Slovák–SoučekおよびCalderbank–Diemerによる(両方とも2001年)が,今回の目的ではとくに,放物幾何の無限小変形を記述する随伴トラクター接続(Čap,2008年)を用いる必要がある.なお,ACH Einstein計量と放物幾何の理論の直接的な関係はわかっていない.われわれの結果は,両者がどのように結びつけられるべきかを示唆しているのかもしれない.

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講演のZoom URLは開始30分前までに下記ウェブサイトにてお知らせいたします.
https://sites.google.com/view/yhashimoto/home/tokyo-tech-geometry-seminar <https://sites.google.com/view/yhashimoto/home/tokyo-tech-geometry-seminar>
Googleフォームなどでの事前登録は行いません.

今後のセミナーの予定については,上記ウェブサイト及び以下をご覧ください.
http://www.math.titech.ac.jp/page_05.html <http://www.math.titech.ac.jp/page_05.html>

皆様のご参加をお待ちしております.
どうぞよろしくお願いいたします.

橋本義規
東京工業大学理学院数学系


Yoshinori Hashimoto
Department of Mathematics
Tokyo Institute of Technology
2-12-1 Ookayama, Meguro-ku,
Tokyo 152-8551
JAPAN


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