[geometry-ml:03351] 東工大幾何セミナーのご案内

Nobuhiro Honda honda @ math.titech.ac.jp
2018年 5月 17日 (木) 10:35:50 JST


皆様、

東工大幾何セミナーのお知らせです。

日程:2018年 5月24日(木) 16:30-18:00
場所:本館2階 H201 セミナー室
講演者およびタイトル:
鍛治静雄 氏(九州大学)
「ある離散化されたメビウスの帯について」
アブストラクト:
空間閉曲線の各点に、接線と垂直な直線が付随した対象を帯と呼ぶ。
向き付け不能な帯、すなわち消えない断面が取れないような帯を、ここではメビウスの帯と呼ぶ。
この単純な離散化として、折れ線の頂点に陪法線(隣接する線分の外積が張る直線)を付随させたものを考えると、
ヒンジの連なったリンク機構と対応が付く。
特に折れ線が等間隔で、隣り合う陪法線のなす角が一定(捩率一定)という場合は、
カライドサイクルと呼ばれるおもちゃのモデルになる; 陪法線をヒンジとして、くるくると回る。
この講演では、上の観点からカライドサイクルの配位空間、エネルギーポテンシャルなどを議論する。
特殊な捩率のもとでは、カライドサイクルがいくつかの興味深い性質を持つことが数値的に確認されているが、まだ証明はできていない。

セミナーの後に懇親会を計画しております。
ご参加いただける方は

5月21日(月)17時までに

本多( honda @ math.titech.ac.jp) 宛に
ご連絡いただきますようお願いいたします。

今後のセミナーの予定については以下をご覧ください。
http://www.math.titech.ac.jp/page_05.html

皆様のご参加をお待ちしております。

本多宣博
東京工業大学理学院数学系


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