[geometry-ml:06224] 東大数理・複素解析幾何セミナー 5/12
shigeharu takayama
taka @ ms.u-tokyo.ac.jp
2025年 4月 30日 (水) 12:30:00 JST
皆様、
東大数理・複素解析幾何セミナーのお知らせです。
2025年05月12日(月) 10:30-12:00
数理科学研究科棟(駒場) 128号室
講演者:神田 秀峰 氏 (東京大学)
講演題目:LCK幾何学におけるOeljeklaus-Toma多様体の特徴づけ (Japanese)
[ 講演概要 ]
Oeljeklaus–Toma(OT)多様体はKähler計量を持たない複素多様体の例として知られ,
井上曲面の高次元への一般化とみなされている. OT多様体は数論的データを用いて構成される可解多様体であり,
いくつかのOT多様体は局所共形Kähler(LCK)計量を持つ. これによりLCK計量を持つ可解多様体が大量に構成されたことになり,
OT多様体はLCK幾何における重要な例として盛んに研究されてきた. その構成は技巧的に見えるが,
LCK計量をもつ可解多様体はこれまでOT多様体を除いて簡単なものしか知られていない.
本講演では, ある種の可解多様体がLCK計量を持つならば, それは本質的にOT多様体と一致することを示す.
幾何学的な制約から数論が現れることから, 本結果はある種の可解多様体の構成において, 数論的議論を用いることの必然性を示唆していると言える.
本講演はプレプリントarXiv:2502.12500の内容に基づく.
オンライン参加も可能です。その際は以下のURLから参加登録をお願いします。
https://forms.gle/gTP8qNZwPyQyxjTj8
登録いただいたメールアドレスにZoomの情報をお送りします。講演前日の日曜18時までに登録をお願いします。
(既に登録されたことのある方は再登録不要です。)
今後の予定はこちら
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/seminar/geocomp/future.html
世話人
高山 茂晴、平地 健吾
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