[geometry-ml:06012] 拡大版金沢トポロジーセミナー連続講演(12/3, 12/4,軽尾氏)
宮地秀樹
miyachi @ se.kanazawa-u.ac.jp
2024年 11月 22日 (金) 17:26:01 JST
各位
金沢大学の宮地です。
いつもお世話になっております。
金沢大学にてトポロジーセミナーを開催いたしますのでご連絡いたします。
今回は,拡大版として2日間にわたり連続講演をしていただきます。
https://sites.google.com/view/kanazawatopseminar/ホーム
複数のメーリングリストにご案内しております。重複をどうかお許しください。
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日時:2024年12月3日(火),12月4日(水)
講義スケジュール
12月3日(火)
10:00 -- 12:00 スケイン代数の定義と基本的な計算
13:30 -- 15:30 正値性予想の背景等
12月4日(水)
10:00 -- 12:00 主結果等
13:30 -- 15:30 関連する話題とまとめ
講演形態:遠隔講演(ZOOM)と対面講演の併用
講演場所:自然科学5号館数学・管理棟4階471号室(コロキウム3)
講演者:軽尾浩晃氏(学習院大学)
タイトル:スケイン代数による量子双対写像と強正値性予想の理解
アブストラクト:スケイン代数とは, 有向曲面$\Sigma$に対して定まる非可換代
数であり, $\pi_1(\Sigma)$の${\rm SL}(2,\mathbb{C})$指標多様体の変形量子
化であることが知られている. その一般化は量子団代数や量子タイヒミュラー空
間と関わっており, スケイン代数を通して図的理解を与えてくれる.
1日目はスケイン代数の定義と基本的な図的計算を説明し, ブレスレット基底の
構造定数の正値性予想(強正値性予想)について解説する. 特に, 2次元トーラ
スのスケイン代数において, ブレスレット基底が強正値性予想を満たすことを紹
介する.
2日目はスケイン代数の一般化が量子団代数や量子タイヒミュラー空間と関係す
ることを概観し, (量子)タイヒミュラー理論の文脈における双対写像の量子化が
スケイン代数を用いて理解できることを紹介する. さらに, 簡単な曲面に対して
は, 量子双対写像の像として得られる量子テータ基底(=ブレスレット基底)が強
正値性予想を満たすことを具体的計算で示せることをみる. 2日目の内容は石橋
典氏(東北大学)との共同研究
DOI: https://doi.org/10.1007/s00220-024-05119-y
に基づく.
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※
ZOOMでの参加を希望される方は、講演日の前日(12月2日)までに宮地(miyachi @ se.kanazawa-u.ac.jp)までお名前、所属等の情報をお知らせ下さい。講演時間までにZOOMのアドレス情報をお伝えします。なお、ZOOMの遠隔講演のリンクは今年度のセミナーでは共通となります。すでにお送りした方々は今回ご連絡の必要はありません。
※
対面の場所は自然科学5号館数学・管理棟4階471号室(コロキウム3)です。対面での参加を希望の方は前日(12月2日)までに宮地(miyachi @ se.kanazawa-u.ac.jp)までお名前、所属等の情報をお知らせ下さい。
皆様のご参加をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
金沢トポロジーセミナーでは講演者を募集しております。
ご興味のおありの方は世話役までお気軽にご連絡ください。
門上晃久(kadokami @ se.kanazawa-u.ac.jp)
滝岡英雄(takioka @ se.kanazawa-u.ac.jp)
丸山修平(smaruyama @ se.kanazawa-u.ac.jp)
宮地秀樹(miyachi @ se.kanazawa-u.ac.jp)
(金沢大学)
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Hideki Miyachi
School of Mathematics and Physics,
College of Science and Engineering,
Kanazawa University,
Kakuma-machi, Kanazawa,
Ishikawa, 920-1192, JAPAN
E-mail: miyachi @ se.kanazawa-u.ac.jp
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