[geometry-ml:05748] 東大数理・複素解析幾何セミナー 6/24
shigeharu takayama
taka @ ms.u-tokyo.ac.jp
2024年 6月 17日 (月) 12:30:00 JST
皆様、
東大数理・複素解析幾何セミナーのお知らせです。
2024年06月24日(月)10:30-12:00
数理科学研究科棟(駒場) 128号室
講演者:成田 知将 氏 (名古屋大学)
講演題目:コンパクトケーラー多様体のラプラシアン固有値の最大化問題 (Japanese)
[ 講演概要 ]
与えられたコンパクト多様体Mにおいて,体積が1となるようなリーマン計量全体を考える.このとき,計量から定まるラプラシアンの最小正固有値は,そのような計量全体の上の汎関数とみなせる.Nadirashvili(1996)とEl
Soufi-Ilias(2000)は,計量gがそのような固有値汎関数の臨界点であるとき,ラプラシアンの固有関数たちが(M,
g)の球面への等長極小はめ込みを与えることを示した.Apostolov-Jakobson-Kokarev(2015)は,リーマン計量全体ではなく,コンパクトケーラー多様体においてケーラー類を固定して固有値汎関数の臨界点を調べた.本講演では,コンパクト複素多様体において,体積が1となるようなケーラー計量全体を考え,固有値汎関数の臨界点について考察する.Apostolov
et al.の結果との比較を行い,また例として平坦な複素トーラスについて述べる.本講演はプレプリント
arXiv:2304.06261の内容に基づく.
オンライン参加も可能です。その際は以下のURLから参加登録をお願いします。
https://forms.gle/gTP8qNZwPyQyxjTj8
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今後の予定はこちら
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/seminar/geocomp/future.html
世話人
高山 茂晴、平地 健吾
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