[geometry-ml:05024] 第54回武蔵野大学MCMEセミナー3/23(木)のお知らせ
TSUBOI Takashi
mail @ tsuboi-takashi.sakura.ne.jp
2023年 1月 24日 (火) 11:32:40 JST
幾何学、力学系、トポロジー メーリングリストの皆様
クロスポストをご容赦ください。
武蔵野大学数理工学センターでは,次の通り第54回MCMEセミナー
https://www.musashino-u.ac.jp/research/laboratory/mathematical_engineering/seminar_symposium.html
を開催いたします.
参加をご希望の方は,ウェブページ内の「参加申し込みフォーム」より 3/21(火)
までに参加登録をお願いいたします.
皆様のご参加をお待ちしております.
武蔵野大学数理工学センター長
坪井 俊
記
====== 第54回MCMEセミナー ハイブリッド開催のご案内 ======
開催日時:2023年3月23日(木)17:00〜18:30
開催地 :武蔵野大学有明キャンパス 4号館412教室
参加登録URL:https://forms.gle/p6kCBiu3779VcKTt8
参加登録締切: 3月21日
講演者:松谷 茂樹 氏(金沢大学理工研究域電子情報通信学系)
タイトル:DNAの超らせん構造と超楕円関数
アブストラクト:DNAの幾何学形状はらせん構造と共に,より大域的な超らせん構造を持っている.
この構造は弱い弾性力に支配されるが,数学的にはいまだ表現できていない.弾性エネルギーを最小
化する弾性曲線では3次元効果を考えても表現できない.講演者は,1997年よりこの形状を有限温度
の効果を考慮し数学的に表現する研究を進めている.その形状は変形KdV方程式の超楕円関数解で記述
される.が,当時,超楕円関数論を含めたアーベル関数論はその解を具体的に記述し議論できるレベル
ではなかった.そこで2003年よりEmma
Previato氏と共にアーベル関数論の再構築を行い,2022年に
暫定的ながらDNAの超らせん構造の特徴をもつ幾何形状を数学的に再現できた.本講演ではそれらに
ついて述べる.
また,講演者は一般企業の産業の現場で27年間,数学を活用したデバイスや材料の研究開発に従事し
てきた.それについても簡単に触れる.
主催:武蔵野大学 数理工学センター(MCME)
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