[geometry-ml:04959] 2023年度IMI共同利用研究 公募開始のお知らせ

koiso @ math.kyushu-u.ac.jp koiso @ math.kyushu-u.ac.jp
2022年 12月 3日 (土) 03:04:16 JST


幾何学MLの皆様

九州大学の小磯深幸です.
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所では,2023年度共同利用研究計画の公募を開始しましたので,御案内させてただきます.
よろしくお願い致します.

小磯深幸

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(この案内を重複して受け取られた方はご容赦ください。)
関係各位

拝啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます.

平素より九州大学マス・フォア・インダストリ研究所の活動に多大なご支援と
ご協力をいただき,ありがとうございます.

さて,本研究所では,下記のように共同利用研究計画を公募することになりました.
https://joint.imi.kyushu-u.ac.jp/call-for-proposals/
ご多忙のところ恐縮ですが,貴関係者にお知らせいただくとともに,適切な計画をお持ちの方をご存じ
の場合は応募をお勧め下さいますようお願い申し上げます.

今後とも本研究所にご支援を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます.
                                  敬具

九州大学マス・フォア・インダストリ研究所所長 
梶原 健司

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2023年度 九州大学マス・フォア・インダストリ研究所
【共同利用研究計画公募要領】

本研究所は日本初の産業数学の研究所であり,多様な数学研究に基礎を置く,
新しい産学連携の拠点として2011年4月に附置研究所として設立されました.
2013年4月には文部科学大臣から共同利用・共同研究拠点「産業数学の先進的・
基礎的共同研究拠点」に認定され,理念である「マス・フォア・インダストリ」
の具現化を推進しているところです.その事業の一環として,本研究所は2023
年度の共同利用研究を下記の通り公募します.多数応募いただきますようお願
い申し上げます.なお,本研究所では毎年テーマを決め,一定数の研究計画を
「プロジェクト研究」として別途確保しています.また,前年度の公募からは
「国際プロジェクト研究」「女性研究者活躍支援研究」の枠を設けています.
詳細は以下をご覧下さい.

1. 公募する研究種別
(1) プロジェクト研究
「スマートシティ実現及びデジタルツイン構築のための数理技術」
プロジェクト代表者:
柿崎 充 (Sansan株式会社 デジタル戦略統括室 室長 )
藤澤 克樹 (九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 教授)

概要:
ICT 等の新技術を活用しながら,デジタルツイン(フィジカル及びサイバー空間)の
構築によって都市や地域の抱える諸課題の解決を推進していく,いわゆるスマート
シティ実現の試みが推進されています.これらのためには最新の数理技術,特に
数理最適化,機械学習,深層学習,シミュレーションなどの活用が必須となっており,
本プロジェクト研究では関連する数理科学分野におけるアルゴリズムの最新研究の
内容やスマートシティ実現にむけた活用方法について広く議論する提案を公募します.

2023年度は本テーマに関する研究計画をプロジェクト研究として他の計画と区別し,
短期共同研究1件程度,短期研究員1件程度公募します.

(2) 国際プロジェクト研究
このカテゴリーでは,研究代表者が海外の機関に所属していることを要件とし,
研究集会(I)1件程度,研究集会(I) オンライン型を1件程度公募します.

(3) ⼥性研究者活躍⽀援研究*注
このカテゴリーでは,研究代表者が⼥性研究者であることを要件とし,研究種
⽬を特に指定せずに2件程度公募します.

(4) 若⼿・学⽣研究*注
このカテゴリーでは,研究代表者として2023年4⽉1⽇時点で博⼠号取得後8年
未満(産前・産後の休暇,育児休業の期間を除く)の若⼿研究者および⼤学院
⽣を対象とし,研究種⽬を特に指定せずに5件程度を公募します. 研究テーマ
として,新しい発想に基づいた挑戦的なテーマや,将来の産学連携のシーズと
なることを志向した数学に関するテーマを公募します.短期集中で⾏う具体的
な共同研究だけでなく,若⼿中⼼に集まってアイデアを討議するような萌芽的
なものでもかまいません.審査にあたってこれまでの研究経過や実績は重視し
ません.採択後,本研究所が適当な産業界の研究者を参加者もしくはアドバイ
ザーとして紹介します.

(5) ⼀般研究*注このカテゴリーでは研究分野や研究
代表者の属性を特に限定せずに16件程度公募します.

*注
(3)⼥性研究者活躍⽀援研究,(4)若⼿・学⽣研究,(5)⼀般研究の3つの種別合
計で,研究集会(I) 2件程度,研究集会(II)7件程度(うちオンライン型4件程
度),短期共同研究12件程度,短期研究員2件程度を公募します.

2. 公募する研究種⽬
研究集会
本研究所もしくは九州⼤学の施設において,数⽇間の研究集会を公開で⾏うも
のです. 内容や規模に応じて(I)(II)の2種類に分かれています. 組織委員
会の委員と講演者には,産業界からの参加を(I)は必須とし,(II)では強く推
奨します.(I)(II)ともにチュートリアル的な内容でも応募可能とします.
また国際連携を進めるため,講演者として海外からの参加者を含めることが望
ましい,とします.

(1) 研究集会(I), 研究集会(I)オンライン型
研究テーマが課題として認知され,産学連携も視野に⼊れた展開が可能なもの
をこの種⽬で審査します.
(1-1) 旅費・講演謝⾦として70万円を上限として⽀援.国際プロジェクト研
究は旅費・講演謝⾦として80万円を上限として⽀援.オンライン型は, 旅費・
講演謝⾦として10万円を上限として⽀援.
(1-2) ポスターを制作・配布
(1-3) 原則として,本研究所の施設を含む九州⼤学伊都キャンパスの施設で
開催.(やむを得ず伊都キャンパス以外の九州⼤学の施設,もしくは九州⼤学
以外の施設での開催を希望する場合はご相談ください.)
(1-4) 研究終了後はA4で2ページ程度の成果報告書を提出
(1-5) 会議録は本研究所の出版する「MIレクチャーノート」として
オンライン出版,もしくは,およそ半年〜1年かけてシュプリンガー社が出版
する叢書「Mathematics for Industry」の1巻として英文で査読付きの会議録を
責任編集者として刊行, いずれかの方法で出版.

なお,研究集会(I)は,対面形式・ハイブリッド形式・オンライン形式で実施可能,
研究集会(I)オンライン型は,ハイブリッド形式・オンライン形式で実施可能です.

(2) 研究集会(II), 研究集会(II)オンライン型
研究テーマが研究集会(I)よりは萌芽的な⾊彩が強いものをこの種⽬で審査します.
(2-1) 旅費・講演謝⾦として40万円を上限として⽀援.
オンライン型は, 旅費・講演謝⾦として10万円を上限として⽀援.
(2-2) 原則として, 会場は本研究所の施設で開催.
(伊都キャンパス以外の九州⼤学の施設での開催を希望する場合はご相談ください.)
(2-3) 1⽇だけの企画や予算額がゼロの申請も可.
(2-4) 研究終了後にはA4で2ページ程度の成果報告書を提出.
(2-5) 希望があれば会議録を本研究所が出版する「マス・フォア・インダス
トリ研究」シリーズの1巻としてオンライン出版することが可能. 申請時に希
望の有無を選択すること.

なお,研究集会(II)は,対面形式・ハイブリッド形式・オンライン形式で実施可能,
研究集会(II)オンライン型は,ハイブリッド形式・オンライン形式で実施可能です.

(3) 短期共同研究
本研究所において,⽐較的少⼈数のグループで実質的な共同研究を⾏うもので
す.期間に制約は設けませんが,年度内に終了することを条件とします.オン
ライン形式やハイブリッド形式を活⽤した計画でもかまいません.研究テーマ
として,将来の産業への展開を⾒越した数学研究のような萌芽的なものから産
業の問題解決に直接資する研究まで,多様な研究を⽀援しますが,個々の企業
の知的財産に直結するような狭い問題よりは,複数の企業や研究機関の研究者
が協⼒して取り組めるような,ある程度の普遍性をもった問題を重視します.
そのために,産業界や諸科学分野からの参加を強く推奨します. また, 共同研
究実施中に講演などの⼀部を公開できるように計画してください.ただし,研
究発表が主となるような計画は上記の研究集会の種⽬に応募してください.
(3-1) 旅費・講演謝⾦として40万円を上限に⽀援.
(3-2) 原則として本研究所の施設を会場としますが,オンライン形式やハイ
ブリッド形式の活⽤も可.参加者には本研究所内の研究室とセミナー室を提供.
(3-3) 研究終了後にはA4で3ページ程度の成果報告書を提出.

(4) 短期研究員
本研究所に1週間から2週間程度滞在し,本研究所を中⼼とする九州⼤学に所属
する教員と緊密に連絡を取りながら単独での研究ないしは共同研究を⾏うもの
です.研究テーマとして,短期共同研究や研究集会につながることが期待され
るような萌芽的な課題,あるいは企業等での研究開発現場で⽣起した,集中的
な共同研究が問題の解決やその⽷⼝につながるような課題など,近い将来,産
業数学や産学連携の新たなシーズとなるような課題を歓迎します.応募の際は,
予め関係する本研究所または九州⼤学の他部局の研究者と連絡を取り,協議を
した上で計画を⽴ててください.ホストする九州⼤学の教員と協⼒してセミナー
講演(研究発表,もしくは学部⽣向けの初等的な講演でもよい)をすることを
奨励します.
(4-1) 旅費として25万円を上限に⽀援.
(4-2) 参加者には本研究所内の研究室を提供.また,必要に応じてセミナー室
の使⽤も可能.
(4-3) 研究終了後にはA4で3ページ程度の成果報告書を提出.

なお,経費⽀援,会場の⼿配,会議録などの制作に関わる事務や,共同利⽤研
究実施の際に必要な作業は研究所が⾏います.宿泊の⼿配や送迎は,原則とし
て⾏いません.また,参加者は図書館(会場によっては利⽤できません),イ
ンターネット接続などの研究資源を利⽤することができます.研究計画の参加
者から希望があれば,共同利⽤研究開催中, 施設内に臨時託児ルーム設置のた
めの費⽤を補助します.開催の35 ⽇前までに拠点事務室に申請が必要です.
ただし,補助は⼥性研究者活躍⽀援型研究として採択された計画を優先とし,
予算を超過した場合は補助を⾏いません.

各種別や種⽬の採択予定数は⽬安であり,申請状況に応じて柔軟に運⽤します.
予算は審査の際の評価点に応じて傾斜配分します.

以上の研究計画は,すべて2023年4月1日から2024年3月31日までに
実施されるものとします.

なお,上記の公募とは別に,研究集会(II)については,2023年3月1日〜
2023年11月10日の間,随時応募を受け付けます.
応募は毎月10日に締め切り,審査の上で同じ月の月末までに研究代表者に
採否を通知します.実施日の少なくとも2ヶ月前の10日の締め切り日までに
応募してください.
予算が超過した場合は上記期間内であっても応募を締め切ります.
また,日程が重複した場合は先に確定した研究計画を優先しますので,
今回の公募を含め,早めに応募してください.
締切日についての詳細は本拠点のウェブページ
https://joint.imi.kyushu-u.ac.jp/ にてご確認ください.


3. 新型コロナウイルス感染症拡⼤防⽌のための対応

新型コロナウイルス感染症拡⼤防⽌のため,九州⼤学の⾏動指針の段階や研究
計画の種⽬によって,オンライン開催,対⾯開催,オンラインと対⾯を組み合
わせたハイブリッドでの開催を⽀援します.オンライン開催では本研究所が保
有しているZoomのアカウントを⽤いて,⽬的に応じてミーティング,ウェビナー
を開催できます.ハイブリッドの場合には,IMIのオーディトリアムとコンファ
レンスルームに整備しているZoom専⽤機や常設のカメラなどを⽤いて,対⾯の
参加者とオンラインの参加者を組み合わせて開催することが可能です.収容⼈
数についてはお問い合わせください.本研究所ではそれに必要なマニュアルや
ノウハウの提供,事務⽀援を⾏います.以下,九州⼤学の⾏動指針と開催⽅法
のガイドラインを⽰します.
i) ⼤学の⾏動指針【段階2(制限(⼩))以上】の場合:
オンライン開催.
ii) ⼤学の⾏動指針【段階が1.5(⼀部制限)】の場合:
オンラインもしくはハイブリッド開催を推奨するが,対⾯で開催する場合には,
⼈数を制限した上で,感染拡⼤の防⽌に最⼤限の配慮をして実施する.
iii) ⼤学の⾏動指針【段階1(⼀部制限)】の場合:
感染拡⼤の防⽌に最⼤限の配慮をした上で通常開催.また,ハイブリッドもし
くはオンラインでの開催も認める.

※九州⼤学の⾏動指針は,以下のページでご確認いただけます.
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/crisismanagement/riskmanagement/coronavirus/

4. 応募⽅法
(1) 応募資格
⼤学・⼤学院・短期⼤学,⼤学共同利⽤機関,⾼等専⾨学校,国公⽴試験研究
機関,独⽴⾏政法⼈および企業に所属する研究者,および⼤学院⽣

(2) 応募⽅法
本拠点のウェブページ
https://joint.imi.kyushu-u.ac.jp/
から電⼦申請システムを利⽤して共同利⽤研究計画提案書を作成し,応募して
ください.採択された計画について,提案書の内容の⼀部はウェブページなど
を通じて公開します.応募に必要なデータや公開する項⽬などの詳細について
は上記ページの説明をご覧ください.なお,共同利⽤研究計画提案書には,研
究集会,短期共同研究については本研究所内に専⾨分野が関連する研究者がい
れば,その名前を記⼊していただきます(特にいなければ記⼊不要).所内の
関連研究者の記⼊の有無が採否に影響することはありません.
また,短期研究員の場合は,研究テーマに関連する九州⼤学の研究者の記⼊は
必須です.本研究所所員や九州⼤学の研究者の専⾨分野については,
本研究所https://www.imi.kyushu-u.ac.jp/department/academic_staffs/
もしくは九州大学のウェブページをご参照ください.

(3) 応募締切⽇
2023年1月31日(火)

5. 選考⽅法と採否の連絡
学外有識者と学内教員(本研究所所員を含む)8 名ずつで構成される共同利⽤・
共同研究委員会において審査の上,採否を決定します.プロジェクト研究はプ
ロジェクト代表者が審査し,共同利⽤・共同研究委員会で採否を決定します.
また,プロジェクト研究として採択されなくとも,⼀般研究として採択する場
合もあります.国際プロジェクト研究は国際プロジェクト委員会で審査の上,
採否を決定します. 選考の際の評価によって,採択額を傾斜配分することがあ
ります.採否は2023年2⽉末までに申請者にお知らせします.委員の名簿は
本拠点のウェブページをご覧ください.

6. その他
・ 研究は本研究所が⽀出する経費に外部の競争的資⾦などを加えて実施して
いただいても差し⽀えありませんが,主催または共催は本研究所とします.
共催の機関を加える必要がある場合は,申請時にその旨を「備考」に記⼊してください.
・ 短期研究員以外の種⽬で,やむを得ない事情がある場合,当⾯の特例とし
て九州⼤学以外の場所での実施を認める場合があります.
・ 申請に当たって,産業界からの参加が難しい場合,研究計画に対する産業
界の研究者からの推薦書(様式⾃由)を提出すれば,参加に準じるものとして
扱います.
・ 複数年度にわたって実施することを考えている場合,2024年度以降にどの
種別に応募しどのように研究を進めていくかの希望の概要を申請時に「具体的
な計画」欄に記載してください.
・ 研究終了後に提出していただく成果報告書は,個⼈情報などに関わる部分
を除き,原則として本拠点のウェブページで公開します.ただし,3年間程度
を限度として公開を遅らせることができます.完了した研究の報告書は本拠点
のウェブページの「採択研究・報告書⼀覧」
https://joint.imi.kyushu-u.ac.jp/research-reports/year-2022/
にある各研究のページで⾒ることができます.
・ 会議録については,出版物のページhttps://www.imi.kyushu-u.ac.jp/publication/
からMI レクチャーノート,マス・フォア・インダストリ研究のページをご参照ください.
Springer社が出版する叢書Mathematics for Industryについては
https://www.springer.com/series/13254 をご覧ください.
・文部科学省からの指導により,共同利用研究から得られた成果を公表する場合,
必ず謝辞を入れていただくようにお願い致します.
また, 謝辞を掲載していただいた論文を発行された時には,
下記のフォームから, 論文をアップロードしていただくか,
IMI共同利用・共同研究拠点事務室へご連絡ください.
https://forms.gle/nnAQsrdqasjyTcmx9
・ これまで問い合わせのあった事項に関して「Q&A」を本拠点のウェブページ
に掲載していますので,参考にしてください.
・ 研究計画,特に産業界との連携に関して,必要があれば本研究所の産学連
携窓⼝が⽴案を⽀援します.詳細は以下の問い合わせ先にお尋ねください.

7. 問い合わせ先
九州⼤学マス・フォア・インダストリ研究所
共同利⽤・共同研究拠点事務室
〒819-0395 福岡市⻄区元岡744
Tel:092-802-4408
E-mail: imikyoten @ jimu.kyushu-u.ac.jp
https://joint.imi.kyushu-u.ac.jp
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