[geometry-ml:04697] 東工大幾何セミナー (6/10)

[Nobuhiro Honda]

幾何学メーリングリストの皆様

東工大幾何セミナーのお知らせです。
対面、Zoomのハイブリッド形式で行う予定です。
ZoomURLは講演開始前までに
http://www.math.titech.ac.jp/~honda/index.html
に掲載します。

*******************************************
6月10日(金) 16:30-18:00  
大岡山キャンパス本館2階 H213セミナー室
講演者　中村徹也氏（Univ. of Massachusetts）
「三次元双曲空間における平均曲率1曲面の積分を含まない表現」
概要：三次元双曲空間内の平均曲率1の曲面は正則表現を持つことで知られている。 即ちリーマン面 M から SL(2, C) への正則関数 Φ を用いて、このような曲面の共形的はめ込みは ΦΦ† で表される。 ここに Φ† は複素共役反転を意味するものとする。 Φ の左右両 Maurer − Cartan 微分は局所的、大域的に定義された二組の M 上のスピノルを与える。 講義ではこれらスピノルの微分を用いて Φを再び構成できることを示し、更に滑らかなエンドを持つコンパクトな平均曲率1の曲面の場合にはスピノルがエンドの数および曲面の Willmore エネルギーを端的に決定することを見る。 これらの観点に立った方法を用いて構成された種数0の例を示す予定である。

********************************************

セミナー室の場所については
http://www.math.titech.ac.jp/map.pdf
をご覧下さい。

今後のセミナーの予定については以下をご覧ください。
http://www.math.titech.ac.jp/~honda/index.html

皆様のご参加をお待ちしております。

本多宣博
東京工業大学理学院数学系