[geometry-ml:04403] 神楽坂微分幾何学セミナー開催のお知らせ(第1報)

Naoyuki Koike koike @ rs.tus.ac.jp
2021年 8月 1日 (日) 16:34:55 JST


幾何学分科会MLの皆様

本年度3回目の神楽坂微分幾何学セミナーを下記の通り開催致しますので,
ご案内させていただきます.

開催日時:2021年8月28日(土)  15:00 〜 17:15  
開催方法:Zoomによるオンライン開催(事前に参加登録の必要有)
(参加登録につきましては,下記のホームページからお願いいたします。)

Kagurazaka-diffgeo-seminar.html (tus.ac.jp)<https://www.rs.kagu.tus.ac.jp/~koike/Kagu-diffgeo-seminar.html>

プログラム

・15:00〜16:00
講演者 : 藤井 知輝 (東京理科大学)
講演タイトル : 平均曲率流のグラフトランスレーティングソリトンと等径関数
講演アブストラクト:
   本講演では, リーマン多様体M上の関数でそのレベルセットが等径葉層構造に含まれるようなもの
に関して, その関数のグラフが平均曲率流のトランスレーティングソリトンであるための条件について
お話しする。このようなトランスレーティングソリトンは, M上の等径関数とある常微分方程式の解
となる関数の合成関数のグラフとして与えられることが示せたので, そのことについて詳しく紹介する。
さらに, リーマン多様体Mがn次元球面(n≧2)である場合, このようなトランスレーティングソリトン
がとり得る形状に関して分類を行ったので, そのことについてもお話ししたいと思う。

・16:15〜17:15
講演者 : 富久 拓磨 (早稲田大学)

講演タイトル : Rarita-Schwinger作用素に関するいくつかのトピックについて
講演アブストラクト:

重力微子を表すRarita-Schwinger場と,それを記述するために用いられるRarita-Schwinger作用素は

物理学において研究されてきた.いわゆるスピン3/2版のDirac作用素であるRarita-Schwinger作用素は,

近年,数学においても研究が行われている.本講演では,Rarita-Schwinger作用素に関する結果

(1) コンパクト対称空間上のRarita-Schwinger作用素の固有値(本間泰史氏との共同研究)

(2) nearly Kahler多様体上のRarita-Schwinger場(大野走馬氏との共同研究)

について述べる.


世話人:
田中 真紀子(東京理科大学理工学部数学科)
佐古 彰史(東京理科大学理学部第二部数学科)
新田 泰文(東京理科大学理学部第二部数学科)
馬場 蔵人(東京理科大学理工学部数学科)
梶ヶ谷 徹(東京理科大学理学部第一部数学科)
斎藤 俊輔(東京理科大学理学部第一部数学科)
竹内 司 (東京理科大学理学部第二部数学科)
小池 直之(東京理科大学理学部第一部数学科)


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