[geometry-ml:04333] 神楽坂微分幾何学セミナー開催のお知らせ(第2報)
Naoyuki Koike
koike @ rs.tus.ac.jp
2021年 5月 22日 (土) 13:55:38 JST
幾何学分科会MLの皆様
先日ご案内させていただきました神楽坂微分幾何学セミナーの開催が来週末土曜日に迫りましたので、
改めてご案内させていただきます.
神楽坂微分幾何学セミナー
開催日時:2021年5月29日(土) 15:00 〜 17:10
開催方法:Zoomによるオンライン開催(事前に参加登録の必要有)
(参加登録につきましては,下記のホームページからお願いいたします。)
Kagurazaka-diffgeo-seminar.html (tus.ac.jp)<https://www.rs.kagu.tus.ac.jp/~koike/Kagu-diffgeo-seminar.html>
講演者:梶ヶ谷 徹 (東京理科大学),斎藤 俊輔 (東京理科大学)
講演タイトル&アブストラクト
・15:00〜16:00
講演者 : 梶ヶ谷 徹 (東京理科大学)
講演タイトル : 非コンパクト型エルミート対称空間の同変実現
講演アブストラクト:非コンパクト型エルミート対称空間M=G/Kを、Mの接空間にK-同変に埋め込む一つの方法を、
K-作用の極性を用いて与える。応用として、Harish-Chandra埋め込みと呼ばれる有界領域への正則埋め込みおよび
Di Scala-Loi-Roosの構成した標準的シンプレクティックベクトル空間へのシンプレクティック微分同相写像を
統一的に再構成し、それらがK-作用の極性を用いて特徴付けられることを示す。また、この同変埋め込みによって、
全測地的複素部分多様体や実形を含むM内のある特殊な全測地的部分多様体のクラスが、接空間内の線型部分空間
として実現されることを示す。さらにその「双対」として、コンパクト型エルミート対称空間の稠密な開部分集合上
からその接空間への正則及びシンプレクティック埋め込みが得られることを見る。
本講演の内容は、橋永貴弘氏(北九州高専)との共同研究に基づく。
・16:10〜17:10
講演者 : 斎藤 俊輔 (東京理科大学)
講演タイトル : 偏極トーリック多様体の相対安定性・不安定性の多面体的な十分条件について
講演アブストラクト:偏極トーリック多様体はその運動量多面体と1対1対応することはよく知られている。
この対応の下で、多様体の一様相対K準安定性/相対K不安定性という代数幾何学的な条件は運動量多面体
とその上の凸関数によって完全に記述することができる。 今回の講演では多様体の一様相対K準安定性を
導く運動量多面体側の十分条件について紹介する。また四ッ谷-ZhouによるトーリックFano多様体における
相対K不安定性の多面体的な十分条件と関連する結果についても紹介する。
講演の内容は新田泰文氏(東京理科大学)との共同研究に基づく。
世話人:
田中 真紀子(東京理科大学理工学部数学科)
佐古 彰史(東京理科大学理学部第二部数学科)
馬場 蔵人(東京理科大学理工学部数学科)
新田 泰文(東京理科大学理学部第二部数学科)
梶ヶ谷 徹(東京理科大学理学部第一部数学科)
斎藤 俊輔(東京理科大学理学部第一部数学科)
小池 直之(東京理科大学理学部第一部数学科)
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