[geometry-ml:04324] 大阪大幾何学セミナー

Hisashi Kasuya kasuya @ math.sci.osaka-u.ac.jp
2021年 5月 11日 (火) 17:02:26 JST


皆様、

大阪大学の糟谷です。
5月の大阪大学の幾何学セミナーの予定にについて下記におしらせします。
2021/5/17(Mon)  13:00--14:30 E404+オンライン 
丸亀泰二大阪大学

The Cheng-Yau metric on strictly pseudoconvex domains and global CR invariants
Cheng-Yau計量は強擬凸領域上の双正則不変な完備Kahler-Einstein計量であり, その曲率の境界漸近挙動はCR幾何によって記述される. この講演では, Cheng-Yau計量の特性形式の積分をrenormalizeすることによって境界の大域的CR不変量の族を構成し, 特別な場合として繰り込み体積(全Q-prime曲率)や全I-prime曲率が現れることを説明する. また, 5次元CR多様体の大域的CR不変量の分類に関する結果についても述べる.



2021/5/24(Mon) 13:00--14:30 E404+オンライン

辻 寛

大阪大学

Dilation type inequalities for strongly-convex sets in weighted Riemannian manifolds
dilation不等式はBorell’s lemmaとも呼ばれており,高次元凸幾何学においてよく知られている不等式である.この不等式は,ユークリッド空間上のlog-concave な確率測度の遠方での指数減衰を主張しており,最良なdilation不等式はBobkov-Nazarov(‘08), Fradelizi(‘09)によって独立に構成されている.本講演ではdilation不等式を一種の等周不等式とみなすことによって,重みつきリッチ曲率の制限の下,重みつきリーマン多様体上でのdilation不等式の構成を行う.また時間に余裕があれば応用として,dilation不等式からエントロピーを伴った関数不等式が従うことも紹介したい.





 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 対面でのセミナーです。 聴講者は手指の消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス等感染症への対策にご協力いただくようお願いします。ご協力いただけない場合はご退室をお願いする場合があります。また感染症への対策のため入室人数を制限する場合があります。特に講演開始後の入室ができなくなる場合があります。セミナー室に来られない聴講希望者のためにオンラインでのセミナー映像のリアルタイム配信を企画しております。希望者は以下のフォームに登録お願いします。https://docs.google.com/forms/d/1QZr7GchFF8xlElZd-0k2XTBKm5V6_tStFcjku-p30Pg/edit <https://docs.google.com/forms/d/1QZr7GchFF8xlElZd-0k2XTBKm5V6_tStFcjku-p30Pg/edit> 



よろしくお願いします。

糟谷
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