[geometry-ml:03692] 明治大学幾何学セミナー(5月13日)のお知らせ

吉田尚彦 takahiko @ meiji.ac.jp
2019年 4月 29日 (月) 12:55:42 JST


皆様

今年度,第1回目の明治大学幾何学セミナーを以下の要領で開催致しますのでお知らせ致します.

日程:2019年5月13日(月)16:30-18:00
場所:明治大学生田キャンパス 第二校舎6号館6706

講演者:服部 広大 氏(慶應義塾大学)

講演題目:幾何学的量子化と測度付きグロモフ・ハウスドルフ収束について

概要: シンプレクティック多様体上に,シンプレクティック形式を曲率とするようなエルミート接続付きエルミート直線束が与えられた状況で,
その直線束上の「良い」切断の空間を定めるための2通りの方法を考える.一つは,シンプレクティック形式と整合する複素構造を取って正則切断の空
間を考えることであり,もう一つは,シンプレクティック多様体にラグランジュファイブレーションが入っているとして
ファイバー方向に平行な切断の空間を考えることである.多くの閉シンプレクティック多様体の例では,両者の空間の次元が一致し,前者のタイプの空間の極限として
後者の空間が現れるという現象が観測されているが,その根源的な理由は分かっていない.本講演では,
測度距離空間上のラプラシアンに関する幾何解析の結果を応用することによって,上記の2種類の空間の関連を説明し,この問題への新たなアプローチを提供する.


皆様のご参加をお待ちしております.

幾何セミナーのホームページ:
http://www.isc.meiji.ac.jp/~takahiko/GeometrySeminar/index.html


吉田尚彦
明治大学理工学部数学科
Takahiko Yoshida
Department of Mathematics
School of Science and Technology
Meiji University

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