[geometry-ml:03577] 第13回応用特異点論ラボ・セミナーのお知らせ

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幾何学分科会メールリストの皆様

第13回応用特異点論ラボ・セミナーのお知らせをお届けします。

応用特異点論ラボのウェッブページ 
https://sites.google.com/site/appliedsingularitytheorylab 

泉屋

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場所： 北海道大学、理学部3号館、210号室、

日時 ：2019年1月10日（木） 16:30--18:00

講演者 ：田島慎一 （新潟大学）

講演題目：Local cohomology と特異点の複素解析

アブストラクト：

特異点の複素解析的な性質を調べる際, 収束冪級数環におけるイデアルを具体的に
扱う必要が生じることが多い. 
多変数留数に関するGrothendieck 双対定理に基づき local cohomology を用いる
ことで, 収束冪級数環の零次元イデアルを扱う様々な計算法を構築することができる.
これらの計算法には, T. Mora らによる standard 基底に基づく既存の方法には
みられないいくつかの特徴がある. 特に, Local cohomology を用いた計算法では, 
パラメータを含むようなイデアルを扱うことが出来る. これにより, 既存の計算手法
では扱うことが困難, もしくは不可能であったような問題に対しても有効な新たな
計算アルゴリズムを導出することができるようになった.

本講演では, local cohomology に関する基本的な事柄を述べ, イデアルに付随した
local cohomology の計算法の概略, その応用等について紹介したい.

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