[geometry-ml:03181] 摂南大学数理セミナー開催のお知らせ(12/14)

小林 俊公 kobayashi @ mpg.setsunan.ac.jp
2017年 11月 29日 (水) 15:42:13 JST


幾何学分科会MLの皆様

摂南大学理工学部、小林俊公と申します.
下記の要領で講演会を開催致しますのでご案内申し上げます.

どなたでも自由にご参加いただけますので、皆様のご参加をお待ちしております.

日時:12月14日(木)16:40-18:10
場所:摂南大学寝屋川キャンパス10号館3階プチテアトル
アクセスマップ  :http://www.setsunan.ac.jp/access/
キャンパスマップ:http://www.setsunan.ac.jp/aboutus/campusmap/

講演者:谷村 省吾 氏 (名古屋大学大学院情報学研究科)

演題:量子のミステリー

講演概要:
量子力学は、原子や電子などミクロ世界の物理法則の体系であり、百年近い歴史と実績があります。
それでもなお、量子力学には不思議があります。量子力学を疑っていたアインシュタインは「月は君が見上げたときにだけ存在するとでも言うのかね?」と言いました。
電子を観測して何かを測定すればこれこれの値をいくらの確率で得る、ということを量子力学は予測できますが、観測していないときに電子がどうなっているかということを量子力学は語ってくれません。
それで何の不都合があるの?と思われるかもしれませんが、ここに踏み込むと、電子や原子や光子の素性がいかに不思議であるか感じられます。そういった話をご紹介します。
プロ向けには代数的量子論の話もしたいと思います。

参考文献:
「光子の逆説」
「量子の地平線:揺らぐ境界―非実在が動かす実在」
ともに別冊日経サイエンス『量子の逆説』(2014年)に所収。

主催:摂南大学理工学部基礎理工学機構
連絡先:junbi @ mpg.setsunan.ac.jp




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