[geometry-ml:02664] Y.G. Oh氏,および深谷賢治氏の講演のお知らせ
Reiko Miyaoka
r-miyaok @ m.tohoku.ac.jp
2016年 5月 31日 (火) 10:45:57 JST
幾何学メーリングリストの皆様,
Y.G. Oh氏(間際になり申し訳ありません)と深谷賢治氏の幾何セミナー
及び談話会でのご講演のお知らせを送らせていただきます.
【幾何セミナー】
Y.G.Oh氏(IBS): 5月31日(本日)13時半-15時,数学棟209
タイトル: Lipschitz-exact Lagrangian submanifolds and Tonelli Hamiltonian
アブストラクト: In this talk, we will introduce the notion of Lipschitz-exact
Lagrangian submanifolds and prove that any such Larangian admits a graph
selector. Then we explain How this can be used to generalize Arnaud's
result to the class of Lipschitz-exact Lagrangians: any such Lagrangian
submanifold must be a graph provided it is invariant under a Tonelli
Hamiltonian. This is based on the joint work with Amorim and Oliveira Dos
Santos.
深谷賢治氏(Simons Center): 6月14日(火曜)13時-14時半,数学棟(部屋は未定)
タイトル:IBL構造のフォーマリティーについて
アブストラクト:ラグランジュフレアー理論を円盤からより広い境界付き曲面の場合に
一般化すると,IBL構造(involutiveな双リー構造)が現れる.
最近,コンパクトなシンプレクティック多様体の場合には,このIBL構造は形式的である
(0である)らしいことがわかった.
この事実の説明と,ラグランジュフレアー理論から種数一般のグロモフウィッテン不変量を
復元する問題での,その意味を説明したい.
【談話会】
深谷賢治氏(Simons Center):6月20日(月曜)16時-17時,川井ホール
タイトル:位相的場の理論とA無限大圏
アブストラクト:位相的場の理論の圏が現れる2つの状況(ゲージ理論での,
境界付き3次元多様体のInstanton Floer homology)
(シンプレクティック幾何での,ラグランジュ対応からのA無限大関手の構成)
において,先にA無限大圏上の加群を構成し,後からその表現可能性を論じることが
有益な場合を見出している.
直接非線形偏微分方程式の解のモジュライを使う可能性と上記のやり方で,それを避ける
やり方の対比を説明し,A無限大圏を使う代数的な方法のメリットを説明したい.
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以上です.なお5月-7月,東北大知のフォーラムにて開催されるイベントの
お知らせが
http://www.tfc.tohoku.ac.jp/program/2144.html
にございますので,あわせてご覧下さい.
PD以上の方の旅費のサポートが可能ですので,必要な場合は
宮岡:r-miyaok @ m.tohoku.ac.jp
までお知らせ下さい.
TFC組織委員:板東重稔・宮岡礼子
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