[geometry-ml:02386] 信州トポロジーセミナー (27-4)

Keiichi Sakai ksakai @ math.shinshu-u.ac.jp
2015年 6月 16日 (火) 10:33:41 JST


このお知らせを重複して受け取られた方はご容赦ください。

信州大学理学部 数理・自然情報科学科(松本キャンパス)では、
不定期で信州トポロジーセミナーを開催しています。
下記のように、本年度第4回の信州トポロジーセミナーが開催されます。
(過去の記録につきましては、下記URLをご覧ください)

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■ 2015年6月24日(水)16:30~18:00 ■
題目:ライデマイスター移動に付随する球面曲線の分類について
講演者:伊藤 昇 氏(早稲田大学高等研究所)
会場:理学部 A 棟 4 階 数理攻究室 (A-427)
概要:
本講演で紹介する研究では、circleから2-spehreへのgeneric immersionを考え、その像のことを球面曲線と呼び、これを研究している。すなわち、自己交差が横断的な2重点しかないようなものを扱っている。したがって球面曲線は球面上の結び目射影図において交点の上下の情報をなくしたものと同一視され、研究がなされたりする。本講演では、谷山公規氏(早稲田大学教育)、瀧村祐介氏(学習院中等科)との共著論文[2]、瀧村氏との共著論文[1, 4, 5, 6, 7]といった一連の研究におけるモチベーションと球面曲線の位相的な分類の流れを概観する。また、Legendrian knotを球面曲線の分類に応用した、早野健太氏(北海道大学理学)と講演者の共著論文[3]の解説も行う。
(文献)
[1] N. Ito and Y. Takimura, (1, 2) and weak (1, 3) homotopies on knot projections, J. Knot Theory Ramifications 22 (2013), 1350085, 14pp.
[2] N. Ito, Y. Takimura, and K. Taniyama, Strong and weak (1, 3) homotopies on knot projections, to appear in Osaka J. Math.
[3] K. Hayano and N. Ito, A new aspect of the Arnold invariant J^+ from a global viewpoint, to appear in Indiana Univ. Math. J.
[4] N. Ito and Y. Takimura, Triple chords and strong (1, 2) homotopy, to appear in J. Math. Soc. Japan.
[5] N. Ito and Y. Takimura, Strong and weak (1, 2) homotopies on knot projections and new invariants, to appear in Kobe J. Math.
[6] N. Ito and Y. Takimura, Sub-chord diagrams of knot projections, to appear in Houston J. Math.
[7] N. Ito and Y. Takimura, Strong and weak (1, 2, 3) homotopies on knot projections, to appear in Internat. J. Math.

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Date: 24 June 2015, 16:30-18:00
Speaker: Noboru Ito (Waseda Institute for Advanced Study)
Room: A-427, Faculty of Science, Shinshu University

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奮ってご参加下さい。
情報の更新はメールまたは下記 web ページにてお知らせいたします。

http://math.shinshu-u.ac.jp/~topology/seminar/

信州トポロジーセミナーでは、講演者を随時募集しております。
自薦・他薦ありましたら、ぜひお知らせください。
よろしくお願いいたします。

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境 圭一
ksakai @ math.shinshu-u.ac.jp





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