[geometry-ml:02255] 信州トポロジーセミナー (26-14)
Keiichi Sakai
ksakai @ math.shinshu-u.ac.jp
2015年 1月 16日 (金) 18:20:42 JST
このお知らせを重複して受け取られた方はご容赦ください。
信州大学理学部 数理・自然情報科学科(松本キャンパス)では、
不定期で信州トポロジーセミナーを開催しています。
下記のように、本年度第14回の信州トポロジーセミナーが開催されます。
(過去の記録につきましては、下記URLをご覧ください)
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■ 2015年1月21日(水)16:30~18:00 ■ ※ 信州数理物理セミナーと共催です
題目:トポロジカル絶縁体におけるバルクエッジ対応とそのK理論的側面
講演者:林 晋 氏(東京大学)
会場:理学部 A 棟 4 階 数理攻究室 (A-427)
概要:
物性物理において,バルク(内側)は絶縁体であるが,バルクのある種のトポロジーを反映して,エッジ(境界)にそってある種のカレントが流れる現象のあることが知られている.
このような物質はトポロジカル絶縁体と呼ばれ,このバルクとエッジの対応関係(バルクエッジ対応と呼ばれる)は,エッジに現れる状態がrobustであることの一つの根拠として知られている.
バルクエッジ対応は,バルクとエッジそれぞれの情報から定まるある種の指数の対応関係として定式化することができる.
本講演ではまずG. M. GrafとM. Portaによる,ある二次元周期系におけるバルクエッジ対応の証明を,K理論の観点から紹介する.
次いで,バルクエッジ対応がK理論におけるGysin準同型の関手性によって理解できることを説明する.
本研究は古田幹雄,小谷元子,窪田陽介,松尾信一郎,佐藤浩司の諸氏との共同研究である.
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Date: 21 Jan 2015, 16:30-18:00 ** Joint with Shinshu Mathematical Physics Seminar **
Speaker: Shin Hayashi (University of Tokyo)
Room: A-427, Faculty of Science, Shinshu University
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奮ってご参加下さい。
情報の更新はメールまたは下記 web ページにてお知らせいたします。
http://math.shinshu-u.ac.jp/~topology/seminar/
信州トポロジーセミナーでは、講演者を随時募集しております。
自薦・他薦ありましたら、ぜひお知らせください。
よろしくお願いいたします。
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境 圭一
ksakai @ math.shinshu-u.ac.jp
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