[geometry-ml:01607] 第6回明治大学幾何学セミナーのお知らせ
吉田尚彦
takahiko @ meiji.ac.jp
2012年 11月 19日 (月) 17:31:16 JST
皆様
このメールを重複して受け取られた方はご容赦ください.
第6回明治大学幾何学セミナーを以下の要領で開催致しますのでお知らせ致します.
日程:12月5日(水) 16:30-18:00(いつもと曜日が異なります.ご注意ください.)
場所:第二校舎A館 A309
講演者:野沢 啓 氏(IHES)
講演題目:佐々木多様体のコホモロジー消滅定理について
概要:佐々木多様体 M とはその錐 M x R_+
が自然にケーラー多様体となるような接触リーマン多様体であり,近年はEinstein幾何及び数理物理との関係において主に研究されている.本講演では,佐々木多様体が持つ自然なトーラス作用の同変コホモロジーを用いて得られる以下のような結果について述べる.(Oliver
Goertsches(ハンブルク大学)とDirk Toeben(サンパウロ大学)との共同研究)
A) 閉佐々木多様体のReeb流の閉軌道が有限個ならば,その個数はReeb流のbasicコホモロジーの次元と等しい.
B)
2n+1次元閉佐々木多様体MのReeb流は常にn+1個以上の閉軌道を持ち,n+1個の閉軌道を持つこととMが実コホモロジー球面であることは同値である.
C) 佐々木多様体のReeb流のbasic Dolbeaultコホモロジーに対するCarrell-Liebermann型消滅定理.
参考文献:
1. O. Goertsches, H. Nozawa, D. Toeben, Equivariant cohomology of
K-contact manifolds, to appear in Math. Ann.
2. O. Goertsches, H. Nozawa, D. Toeben, Rigidity and vanishing of basic
Dolbeault cohomology of Sasakian manifolds, Preprint.
3. D. Martelli, J. Sparks, S.-T. Yau, Sasaki-Einstein manifolds and
volume minimisation, Comm. Math. Phys. 280 (2008) 611-673.
興味を持たれそうな方に周知してくださいますと幸いです.皆様のご参加をお待ちしております.
幾何セミナーのホームページ:
http://www.isc.meiji.ac.jp/~takahiko/GeometrySeminar/index.html
吉田尚彦
明治大学理工学部数学科
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