<div dir="ltr">幾何学MLの皆様<br><br>岐阜大学の横山知郎です.<br>下記のように第109回,第110回岐阜数理科学セミナーを開催しますのでお知らせ致します.<br><br>講演者:丸山 修平 氏 (名古屋大学大学院多元数理科学研究科)<br>日時:2023年1月27日(金) 15:30 -<br>会場:岐阜大学サテライトキャンパス 多目的会議室(大)<br>タイトル:混合交換子長と不変擬準同型<br>アブストラクト:群上の実数値準同型の定義式の等号を「一様に有界な誤差で等しい」と置き換えて定義される写像を擬準同型という. 擬準同型は力学系, 幾何群論, シンプレクティック幾何など様々な観点から研究されている対象である. 群Gと正規部分群Nが与えられたとき, N上の擬準同型でG共役作用に関して不変なもの(不変擬準同型)を考えることができる. この不変擬準同型はシンプレクティック幾何や交換子長への応用がいくつか知られている. 本講演では予備知識をあまり仮定せず, 古典的な交換子長と擬準同型の基本的な事項から始め, 不変擬準同型に関する最近の進展をいくつか紹介する. 本講演は川崎盛通氏(青山学院大学), 木村満晃氏(京都大学), 松下尚弘氏(琉球大学), 見村万佐人氏(東北大学)との共同研究に基づく.<br><br>講演者:上原 隆平 氏 (北陸先端科学技術大学院大学情報科学系)<br>日時:2023年2月3日(金) 15:30 -<br>会場:岐阜大学サテライトキャンパス 多目的会議室(中)<br>タイトル:レプ・キューブについて<br>アブストラクト:Solomon Golomb(1932-2016)は数学者にして工学者であったが,レクリエーション数学の分野でも多大な功績を残している.特にポリオミノ(単位正方形をつないだ形)やレプ・タイル(自分と相似な図形に分割できる多角形)という興味深い概念を提唱・命名している.近年,講演者が属する研究グループではレプ・キューブという概念を提唱した.これは,ポリオミノやレプ・タイルに似た概念で,複数の立方体の展開図に分割できる立方体の展開図のことである.一般に立体の展開図については,わかっていないことがまだまだ多く,研究の対象として興味深い.本講演では,レプ・キューブに関する興味深い結果と,未解決な課題を紹介する.<br><br>今後の予定<br>--<br>第111回  2023年3月 岐阜大学工学部<br>横山 知郎 氏 (岐阜大学工学部)<br>--<br><br>予定は以下のGMSセミナーホームページにもございます.<br><a href="https://www1.gifu-u.ac.jp/~tomoo/GMS/index.html" target="_blank">https://www1.gifu-u.ac.jp/~tomoo/GMS/index.html</a><br><br>横山知郎<br>--<br>Tomoo Yokoyama<br>Applied Physics Course, Gifu University<br>Yanagido 1-1, Gifu, 501-1193, Japan</div>