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    <pre wrap="">第16回岡シンポジュウム
日時:2017年12月2日(土)〜3日(日)
場所:奈良市北魚屋西町 奈良女子大学理学部数学教室 新B棟4階B1406(数学階段教室)

プログラム:

12月2日(土)  (シンポジウムの開始前に岡潔奨励賞の授賞式があります)

13:00 - 13:10 
岡潔奨励賞授賞式

13:10 - 13:25 
岡潔奨励賞授賞者スピーチ

13:30 - 15:30
石政勉(豊田理化学研究所)
タイトル:準結晶構造の数理:物質科学の視点から
アブストラクト:準結晶は特異な長距離秩序をもつ固体である.
結晶が等差数列的であるのに対して,準結晶の秩序は等比数列的である.
さらに「結晶では許されない」5回,12回や正20面体などの回折対称性を示す.
「現実の物質として,準結晶構造はどう実現しているのか?」に関する
実験結果とその数理を紹介する.

16:00 - 18:00
関口次郎(東京農工大学)
タイトル:WDVV方程式の一般化とPainlev¥'{e} VI方程式
アブストラクト:琉球大学の加藤満生,眞野智行氏との共同研究.
WDVV方程式は物理学に由来する非線型微分方
程式系である.それをベクトル値関数の非線
形微分方程式に一般化したものと,パンルベVI
方程式との関係を説明する.さらにパンルベVI
方程式の代数関数解から構成されるこの非線型
微分方程式の解について言及する.

18:30 - 20:30 
夕食会

12月3日(日)
10:30 - 12:30
武部尚志(ロシア国立大学経済高等学校)
タイトル:無分散可積分系と Loewner 型方程式
アブストラクト:無分散可積分系は,KP hierarchy のような可積分 
hierarchy の準古典極限を取って得られる可積分な微分方程式系である.
この可積分系と一変数関数論,特に単葉写像論との間に意外な関係
があることを紹介する.

14:00 - 16:00 
望月拓郎(京都大学数理解析研究所) 
タイトル:ヒッグス束や接続のKobayashi-Hitchin対応について
アブストラクト:代数幾何学的な対象と微分幾何学的対象の間の
興味深い対応を追究することは, 複素代数多様体の研究における
主要なテーマの一つです. 中でも, ベクトル束の計量に関する対応, 
いわゆるKobayashi-Hitchin対応に関しては多くの研究がなされてきました.
この講演では, ヒッグス場や接続のKobayashi-Hitchin対応の研究の発展について
概説します. 可能であれば, 二重周期性を持つインスタントンや周期性を持つモノポールの
Kobayashi-Hitchin対応についても説明したいと考えています.


夕食会の会場は未定ですが,ご参加頂ける方は11月25日(金)までに下記に
ご一報頂ければ幸いです.なお,奈良市周辺のホテルは近年予約が取りにくく
なっておりますので,ご注意ください.

奈良市北魚屋西町 奈良女子大学理学部数学教室 松澤淳一

Phone: 0742-20-3361, <a class="moz-txt-link-abbreviated" href="mailto:e-mail:matsuzawa@cc.nara-wu.ac.jp">e-mail:matsuzawa@cc.nara-wu.ac.jp</a>

このシンポジウムは一般財団法人数理科学振興会の助成を受けたものです.


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