[geometry-ml:06034] 東大数理・複素解析幾何セミナー 12/9
shigeharu takayama
taka @ ms.u-tokyo.ac.jp
2024年 12月 2日 (月) 12:30:00 JST
皆様、
東大数理・複素解析幾何セミナーのお知らせです。
2024年12月09日(月) 10:30-12:00
数理科学研究科棟(駒場) 128号室
講演者:鈴木 良明 氏(新潟大学)
講演題目:The spectrum of the Folland-Stein operator on some Heisenberg
Bieberbach manifolds (Japanese)
[ 講演概要 ]
Heisenberg Bieberbach多様体とは、Heisenberg群とユニタリ群との半直積における離散かつ捩れの無い部分群によってHeisenberg群を割って得られるコンパクト商のことである。この商多様体は、Heisenberg群を自身の離散部分群で割ったコンパクト商(Heisenberg冪零多様体)をさらに有限群で割った空間になっている。この講演では3次元Heisenberg
Bieberbach多様体上のFolland-Stein作用素と呼ばれるCR幾何由来の微分作用素の固有値と固有空間について考察する。Heisenberg
Bieberbach多様体の被覆空間であるHeisenberg冪零多様体に対しては、2004年にFollandが表現論の手法を用いてFolland-Stein作用素の固有値と固有関数が明示的に求めている。Follandの結果を応用し、3次元Heisenberg
Bieberbach多様体のいくつかの例に対してもFolland-Stein作用素の固有値と固有関数を求めることができることを紹介する。特に固有空間の次元も求めることができ、Weylの法則が成り立つことも紹介したい。
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今後の予定はこちら
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世話人
高山 茂晴、平地 健吾
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