[geometry-ml:04868] 【日付訂正】第11回東京理科大学幾何学セミナー
Kurando Baba
baba_kurando @ ma.noda.tus.ac.jp
2022年 9月 28日 (水) 23:24:27 JST
幾何学分科会MLの皆様
[geometry-ml:04867]に投稿した内容について,
日付が間違っておりましたので訂正いたします。
正しくは10月7日となります。
以下、修正した案内を記載しました。申し訳ございませんでした。
第11回東京理科大学幾何学セミナーを下記の通り開催致しますので,ご案内させていただきます。
講演者:入江 博 氏 【茨城大学】
題 目:凸体のMahler予想について
日 時:2022年10月7日(金)16:30~17:30
場 所:東京理科大学野田キャンパス4号館3階数学科セミナー室
教室変更があった場合は本セミナーのウェブページでお知らせいたします:
https://www.rs.tus.ac.jp/kurando.baba/seminar_ja.html
【概要】
Euclid空間の中心対称な凸体とその極凸体の体積の積はMahler体積(volume product)と呼ばれ、
Minkowskiの「数の幾何」のMahlerによる研究において導入されたものである。
数論への応用を離れて、凸幾何では凸体の集合上の汎関数としてのMahler体積のふるまいに興味がある。
Mahler体積の上からの評価はBlaschke--Santal\'o不等式としてよく知られており、
凸体が楕円体の場合に限りその最大値をとる。
一方、下からの最良評価は2次元の場合にMahlerにより1938年に与えられたが、一般次元では未解決であり、
Mahler予想(1939年)と呼ばれる凸幾何の分野での古典的問題の一つである。
本講演では、柴田将敬氏(名城大学)との共同研究で解決したMahler予想の3次元の場合(2020年)を中心に、
以下のプランで解説したい。
(1) 2次元の場合(Mahlerの定理)の証明
(2) 3次元unconditionalの場合のJ. Saint-Raymondの定理のM. Meyerによる別証明
(3) 3次元一般の場合の証明の概要
※本セミナーは理工学部数学科談話会と合同開催となります。
世話人:
田中真紀子 理工学部数学科
小池直之 理学部第一部数学科
廣瀬進 理工学部数学科
佐古彰史 理学部第二部数学科
佐藤隆夫 理学部第二部数学科
大橋久範 理工学部数学科
山川大亮 理学部第一部数学科
馬場蔵人 理工学部数学科
以上,よろしくお願いいたします。
東京理科大学
馬場 蔵人
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