[geometry-ml:04742] 千葉大学解析・幾何合同セミナーのお知らせ(6/23, 見村万佐人氏)
二木昌宏
futaki @ faculty.gs.chiba-u.jp
2022年 6月 15日 (水) 23:38:36 JST
幾何学MLの皆様
千葉大学の二木と申します.
下記の要領で千葉大学解析・幾何合同セミナーを行いますので, ご案内申し上げます.
(重複して受け取られた場合はご容赦ください. )
本セミナーは対面で行い, 同時にzoomで配信します. オンライン参加をご希望の方は,
下記のリンク先からご登録頂きますとzoomリンクが自動返信されます.
日時:6月23日(木)午後4時20分 - 午後5時20分
場所:千葉大学理学部1号館3階321セミナー室+zoom
講演者:見村万佐人氏(東北大学)
題目:不変擬準同型入門
アブストラクト:φが群G上の擬準同型とは、G上の実数値関数であって準同型の条件を一様有界な誤差で満たす、つまり、|φ(gh)-φ(g)φ(h)|
がGの元g,hに関し一様有界であることをいいます。G上の擬準同型全体のなす(実ベクトル)空間を真の準同型と(適切な意味で)近いもののなす部分空間で割った空間は
2次の有界コホモロジーと関係する興味深い空間なのですが、多くの自然な例で消滅するか無限次元空間となるかになってしまいます。"非自明なものが現れ、しかも、それらを分かりつくすことができる"というのは数学の大きな楽しみであり、その意味ではこれは残念なところがあります。
川﨑盛通さん(⻘山学院大学)、木村満晃さん(京都大学)、松下尚弘さん(琉球大学)、丸山修平さん(名古屋大学)との共同研究で、群Gとその正規部分群Nの組に対し、Gの(共役)作用で不変な
N上の擬準同型の研究を進めています。この枠組みでのいろいろな研究成果を、曲面群などの例やシンプレクティック幾何への応用も交えて概説します。この比較的新しいトピックの入門となるよう、専門的な予備知識
などを特に仮定せずお話しします。興味をお持ちの方はぜひお越しください。
世話人:松井宏樹, 梶浦宏成, 二木昌宏
登録URL:
https://docs.google.com/forms/d/1uXRI9rvWMzkGbOa8dTDjVnyJsEpzilJHeOtPi8VULU8/
セミナーのページ:https://sites.google.com/site/masahirofutaki/home/geometry-chiba
二木昌宏
Masahiro FUTAKI
Department of Mathematics and Informatics,
Graduate School of Science, Chiba University
1-33 Yayoi-cho, Inage, Chiba, 2638522 Japan
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