[geometry-ml:04500] 神楽坂微分幾何学セミナー(本年度4回目)開催のお知らせ(第2報)
Naoyuki Koike
koike @ rs.tus.ac.jp
2021年 10月 25日 (月) 14:58:38 JST
幾何学分科会MLの皆様
本年度第4回目の神楽坂微分幾何学セミナーの開催が今週土曜日に迫りましたので、
改めてご案内させていただきます.
開催日時:2021年10月30日(土) 15:00 〜 17:15
開催方法:Zoomによるオンライン開催(事前に参加登録の必要有)
(参加登録につきましては,下記のホームページからお願いいたします。)
Kagurazaka-diffgeo-seminar.html (tus.ac.jp)<https://www.rs.kagu.tus.ac.jp/~koike/Kagu-diffgeo-seminar.html>
プログラム
・15:00〜16:00
講演者 : 高橋 雄也 (名古屋大学)
講演タイトル : 多角形のモジュライ空間と幾何学的量子化
講演アブストラクト:
多角形のモジュライ空間はケーラー偏極と実偏極両方を備えたシンプレクティック多様体として知られている.
本講演では,多角形のモジュライ空間において,ケーラー・実偏極それぞれに対応した量子ヒルベルト空間
$\mathcal{H}_{Kah}$,$\mathcal{H}_{re}$からオペラッドの射$\mathsf{f}_{Kah}$,$\mathsf{f}_{re}$を
構成でき,それらを比較することで,等式$\dim\mathcal{H}_{Kah}=\dim\mathcal{H}_{re}$が一般的な設定
の下で得られることをお話ししたい.このオペラッドの方法は,神山(2000)が特殊な場合での等式
$\dim\mathcal{H}_{Kah}=\dim \mathcal{H}_{re}$を得た際に用いた漸化式の方法の発展形と見なすことができる.
・16:15〜17:15
講演者 : 馬場 蔵人 (東京理科大学)
講演タイトル : Cayley射影平面に関するCalabi-Yau構造とBargmann型変換について
講演アブストラクト:
本講演では,Cayley射影平面のpunctured余接束上にCalabi-Yau構造が存在することを説明する。
さらに,その上の正則関数からなるある空間とCayley射影平面上のL2空間の間のBargmann型変換を構成する。
この変換によってCayley射影平面上の測地流の量子化が与えられる。
本講演は、古谷賢朗氏(大阪市立大学数学研究所)との共同研究に基づく(arXiv:2101.07505)。
世話人:
田中 真紀子(東京理科大学理工学部数学科)
佐古 彰史(東京理科大学理学部第二部数学科)
新田 泰文(東京理科大学理学部第二部数学科)
馬場 蔵人(東京理科大学理工学部数学科)
梶ヶ谷 徹(東京理科大学理学部第一部数学科)
斎藤 俊輔(東京理科大学理学部第一部数学科)
竹内 司 (東京理科大学理学部第二部数学科)
小池 直之(東京理科大学理学部第一部数学科)
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