[geometry-ml:04315] 東大数理・複素解析幾何セミナー(5月10日(月))
Ryosuke Nomura
rnomura @ ms.u-tokyo.ac.jp
2021年 5月 4日 (火) 21:14:10 JST
皆様
東大数理・複素解析幾何セミナーのお知らせです。
《日時》2021年5月10日(月) 10:30-12:00
《形式》Zoomを用いたオンラインセミナー
《講演者》粕谷 直彦 氏 (北海道大学)
《タイトル》強擬凹複素曲面の境界に現れる接触構造
《講演概要》
強擬凸複素曲面の境界は3次元強擬凸CR多様体であり、正の接触構造を誘導する。BogomolovとDe Oliveiraは強擬凸複素曲面の境界に現れる接触構造はStein fillableであること(CR構造としては、Stein fillableなものに変形同値であること)を示した。
一方、強擬凹複素曲面の境界には負の3次元接触構造が現れる。本講演では、任意の負の3次元閉接触多様体が強擬凹複素曲面の境界として実現可能であることを示す。証明は、EliashbergによるStein manifoldの構成法を参考にして強擬凹境界への正則ハンドルの接着手法を確立することによってなされる。
尚、本講演内容はDaniele Zuddas氏(トリエステ大学)との共同研究である。
《セミナーの参加方法》
Zoomを用いたオンラインセミナーです。参加される方は以下のURLから参加登録をお願いします。
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tJ0vcu2rrDIqG9Rv5AT0Mpi37urIkJ1IRldB
今後の予定はこちら
https://www.ms.u-tokyo.ac.jp/seminar/geocomp/future.html
講演者も募集中です。
世話人
平地 健吾, 高山 茂晴, 野村 亮介
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