[geometry-ml:03875] セミナーのご案内(12月3日 慶應・日吉)

IZEKI Hiroyasu izeki @ math.keio.ac.jp
2019年 10月 29日 (火) 09:36:23 JST


皆様

慶應義塾大学経済学部の森藤孝之さんからの依頼で投稿致します。

慶應義塾大学理工学部  井関 裕靖

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幾何学MLの皆様

下記の要領でセミナーを行いますのでご案内申し上げます.
(重複して受け取られた場合はどうぞご容赦ください.)

森藤孝之(慶應経済)

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「特別セミナー」のお知らせ(慶應・日吉)

日時:2019年12月3日(火)14:30-16:00, 16:30-17:30
場所:慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎2階中会議室
会場までは下記URLをご参照下さい.
https://www.keio.ac.jp/ja/maps/hiyoshi.html

講演者:今野北斗氏(理研・iTHEMS)
タイトル:The diffeomorphism and homeomorphism groups of K3
アブストラクト:
K3曲面は,最も重要な4次元多様体のひとつであり,その性質を深く
解明するべき対象である.この講演では,K3曲面の同相群と微分同相群
について,ゲージ理論を用いて得られた最近の結果を説明する.その
結果は,一般の多様体に対して定式化される問題に対して,K3曲面が
4次元における最初の非自明な例を与える,という性格のものである.
具体的には以下の内容を説明する:
・2次元多様体に対して肯定的に解かれていた(有限群に対する)
Nielsen実現問題の,4次元における対応する主張に対し,K3曲面が
初めての反例を与えること.
・K3曲面の微分同相群と同相群の間には,基本群レベルで差が出ること.
(このような4次元多様体の例は,これまで知られていなかった.)特に,
K3曲面の同相群の基本群が非自明であること.
本講演の内容はAdelaide大学のDavid Baraglia氏との共同研究に基づく.

どうぞ奮ってご参加下さい.

世話人:北野晃朗,森藤孝之
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