[geometry-ml:03677] 第3回東京理科大学幾何学セミナー

Kurando Baba baba_kurando @ ma.noda.tus.ac.jp
2019年 4月 16日 (火) 12:24:02 JST


幾何学分科会MLの皆様

第3回東京理科大学幾何学セミナーを下記の通り開催致しますので,ご案内させていただきます.

日時:2019年6月11日(火)16:30-17:30
場所:東京理科大学 野田キャンパス 数学科セミナー室(4号館3階)
アクセス:https://www.tus.ac.jp/info/access/nodcamp.html

講師:大森 源城 氏(東京理科大学)
タイトル:向きづけ不可能曲面の写像類群の無限表示について
アブストラクト:
 一般種数の向き付け不可能曲面の写像類群の有限表示は,Paris-Szepietowski によって初めて構成された.その後,Stukow 
は,この有限表示の生成系を書き換える事によって,Dehn twist とcrosscap slide 
を生成系とする写像類群の有限表示を与えている.廣瀬氏の結果から,このStukow の有限表示の生成系は,Dehn 
twist とcrosscap slide による生成系の中で最も小さいものである事が分かっている.その為,このStukow 
の有限表示は,生成系が簡明な有限表示と言えるが,その一方で,複雑な関係式を多く含む.本講演では,ある意味で簡明な関係式のみを持つ向き付け不可能曲面の写像類群の無限表示に関する説明を行う.本研究は,有向曲面の場合のGervais 
の議論を参考に行われており,また,一部石川工業高等専門学校の小林竜馬氏との共同研究を含む.

世話人:
田中真紀子 理工学部数学科
小池直之  理学部第一部数学科
廣瀬進   理工学部数学科
佐古 彰史 理学部第二部数学科
佐藤 隆夫 理学部第二部数学科
大橋久範  理工学部数学科
山川大亮  理学部第一部数学科
馬場蔵人  理工学部数学科

以上,よろしくお願いいたします.

東京理科大学
馬場 蔵人


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