[geometry-ml:03646] 立命館大学幾何学セミナー(2019年3月29日(金))

TARAMA DAISUKE dtarama @ fc.ritsumei.ac.jp
2019年 3月 15日 (金) 20:35:14 JST


各位
(当メールを重複受信された際はご容赦ください)

立命館大学数理科学科に所属しております多羅間大輔と申します.
下記の通り,3月29日(金)に立命館大学幾何学セミナーが行われますので,お知らせいたします.
皆様のご参加をお待ちいたしております.

なお,セミナー後には懇親会も開催されますので,ご参加の方は3月22日(金)までに多羅間(dtarama [at] fc.ritsumei.ac.jp)へお知らせください.

どうぞよろしくお願いいたします.

多羅間 大輔


記


<<立命館大学幾何学セミナー>>

日時:2019年3月29日(金) 16:00〜17:30

タイトル:Recursion operatorとSymplectic-Haantjes多様体の構成による可積分系へのアプローチ

講演者:竹内 司 (東京理科大学)

アブストラクト:
これまで,可積分系の特徴付けとして,Liouville-Arnoldの定理やLax pairなどといった多くの定理や理論が知られてきた.
本講演では,これらと異なる可積分系の特徴付けとして,次の2つについて紹介したい.
1つはrecursion operatorと呼ばれるテンソル場の構成による特徴付けである.
旧来は物理現象を主な対象としてこのテンソル場の構成が考えられていたが,リーマン多様体の測地流に対してrecursion operatorの構成を行い対応するハミルトン関数の可積分系性を示すことにより数学的なモデルについても考察が可能であることを示していく.
また,応用として,可換なハミルトンベクトル場の列を構成する.
もう1つはP. TempestaとG. Tondoにより最近導入された,Haantjesテンソルを用いたsymplectic-Haantjes多様体とLenard-Haantjes chainについて紹介したい.
彼らは,非退化なハミルトン系が完全積分可能であるためにはsymplectic-Haantjes多様体の存在が必要十分であることが示した.
また,可積分系が与えられたとき,その包合的な第1積分とLenard-Haantjes chainによりsymplectic-Haantjes多様体を構成する問題を考察し,これを逆問題と呼んだ.
この逆問題については,未だ多くの例は知られていないが,具体的な複数の2自由度のハミルトン系について結果を得たため,これを紹介する.

場所:立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)
   ウェストウィング 6階 談話会室

   会場へのアクセス・キャンパスマップは以下をご覧ください↓
   http://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/bkc/
   http://www.ritsumei.ac.jp/campusmap/bkc/
   http://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=227632&f=.pdf

懇親会:講演後,懇親会を行う予定です.
    懇親会参加希望の方は,3月22日(金)までに多羅間(dtarama [at] fc.ritsumei.ac.jp)へお知らせください.


問い合わせ先:立命館大学理工学部数理科学科
       多羅間 大輔
       dtarama [at] fc.ritsumei.ac.jp


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Daisuke TARAMA
Department of Mathematical Sciences
Ritsumeikan University
Address: 1-1-1 Nojihigashi,
Kusatsu, Shiga, 525-8577, Japan
Office: West Wing (WW) 606
E-mail: dtarama [at] fc.ritsumei.ac.jp
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