[geometry-ml:03474] 第9回応用特異点論ラボ・セミナーのお知らせ

izumiya @ math.sci.hokudai.ac.jp izumiya @ math.sci.hokudai.ac.jp
2018年 9月 29日 (土) 17:33:14 JST


幾何学分科会の皆様

第9回応用特異点論ラボ・セミナーを開催しますのでお知らせします。

応用特異点論ラボのウェッブページ
https://sites.google.com/site/appliedsingularitytheorylab

泉屋周一(北海道大学)

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第8回応用特異点論ラボ・セミナーのお知らせ
開催日時:2018年10月25日16時30分~18時00分、

場所:北海道大学、理学部3号館、210号室、

講演者:五味清紀(信州大学、理学部)、

講演タイトル: バンド理論におけるトポロジー、

アブストラクト:結晶上の並進不変な量子力学系を記述するタイトバインディングモデルのハミルトン演算子は,
Fourier変換によってBrillouinゾーントーラス上のHermite行列値関数の掛け算作用素になる. すると,
考える量子系のトポロジカル相の分類は, このHermite行列値関数を適当な条件のもとで分類することに帰着される. この分類には,
トポロジーにおける道具が有効に用いられる. 例えば, トポロジカル絶縁体などのギャップを持つ系の分類において,
K理論の有効性がKitaevによって見出されて以降, トポロジカル結晶絶縁体・超伝導体の分類のため, より一般のK理論が応用されている.
講演では, 以上の事柄についてまず概観する. その後, ギャップを持つ系のトポロジカル相が変化する際の位相不変量の変化を,
行列のなす空間の部分多様体のコホモロジー類を用いて記述できることを説明する.

補足:
応用特異点論ラボセミナーでは、代数トポロジーの専門家以外の人向けの話をお願いしました。
翌日の26日の幾何コロキウムではより専門的な話ををしていただきます。
ただし、通常の幾何学コロキウムとは時間が異なる(14:45〜16:15)のでご注意ください。
詳しい情報は、幾何学コロキウムのホームページでアナウンスします。

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