[geometry-ml:02224] 代数的トポロジー信州春の学校 (第3回)

Keiichi Sakai ksakai @ math.shinshu-u.ac.jp
2014年 12月 6日 (土) 10:31:09 JST


皆様

「代数的トポロジー春の学校」(第3回)についてご案内いたします。
重複して受け取られた方はご容赦ください。

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皆様

「代数的トポロジー春の学校」の3回目を以下のように企画しましたのでお知らせします。

1. 期間: 2015年3月3日 (火) 〜 6日 (金)
2. 場所: 信州大学理学部第一講義室 (昨年度と同じ)
3. テーマ: $\infty$圏とその応用
4. 構成: 講師による「講義」と参加学生による「勉強会」の2本立を予定しています。
5. 勉強会: 講義の前, 3月3日の午後と3月4日の午前に, 学生による勉強会を行ないます。内容としては, $\infty$圏を理解するのに必要な simplciial set や small category のホモトピー論をテーマに, 参加学生による発表を中心に行ないます。具体的には以下のようなことを考えています:
(1) model category の定義と simplicial set の圏の Quillen model structure の定義, そしてその fibrant object が Kan complex であること。(参考文献: Hovey “Model categories” および Dwyer-Spalinski “Homotopy theories and model categories”)
(2) small category の nerve を取ることにより small category の圏が simplicial set の圏に埋め込まれること。(参考文献: Thomason “Homotopy collimates in the category of small categories” の 1.3 Remark)
(3) simplicial set の圏の Joyal model structure の定義と, その fibrant object が quasicategory になること。(参考文献: Joyal “The Theory of Quasi-Categories and its Applications” の Chapter 6 と Lurie “Higher Topos Theory” 2.2.5)
ただし, (1) と (3) の内容は重いので, 分担して担当してもらうことになると思います。また, 内容についても, 参加する学生と相談の上調整する予定です。
6. 講義: 3月4日午後から3月6日午前に, 以下の講師による $\infty$圏の基礎と応用についての講義が行なわれます。
(1) 岩成 勇 (東北大学)
(2) 松岡 拓雄
90分の講義を7回行なうことを予定しています。
7. 懇親会: 昨年度は, 懇親会の代りに夜の勉強会を行なったのですが, やはり懇親会があった方がよいとの声が多かったので, 懇親会を復活させます。3月4日夜を予定しています。参加希望の方はお知らせ下さい。
8. 旅費の補助: 予算の許す限り, 参加される学生の方には滞在費を補助します。昨年度同様, 学年の低い順に優先して補助を行ないます。また, 同じ学年の中では勉強会に参加する人を優先します。同じ条件の人は先着順とします。ただ, 今年度は日程が1日増えたため, 補助できる人数は昨年度より減ると思います。指導教員の旅費や所属大学の制度で使えるものがないか調べてから補助の申請を行なって下さい。
9. 参加申し込み:
(1) 勉強会に参加希望の方は, 2014年12月31日までに玉木 (rivulus @ shinshu-u.ac.jp <mailto:rivulus @ shinshu-u.ac.jp>) まで連絡して下さい。(締切までの日数が少なく申し分けありません。)
(2) 滞在費の補助を希望する方は, 2015年1月31日までに玉木まで連絡して下さい。
(3) 懇親会に参加希望の方も, 2015年1月31日までに玉木まで連絡して下さい。
10. web: http://pantodon.shinshu-u.ac.jp/seminars/spring_school/2014

詳しい予定および講義の内容については, 決まり次第連絡させていただきます。また上記ホームページにも掲載します。

「春の学校」とは名ばかりの, 信州ではまだ寒い時期ですが, 代数的トポロジーに興味を持つ学生や若い方々の交流も兼ねていますので, 周囲の学生さんに参加を勧めていただけると幸いです。もちろん, 学生以外の方の参加も歓迎します。

信州大学理学部
数理・自然情報科学科
空間構造講座

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境 圭一
ksakai @ math.shinshu-u.ac.jp





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