[geometry-ml:01798] 第 10 回秋葉原微分幾何セミナー

Takashi SAKAI sakai-t @ tmu.ac.jp
2013年 6月 27日 (木) 20:00:02 JST


幾何学分科会MLの皆さま

次のセミナーを開催いたしますのでご案内申し上げます。
皆さま是非ご参加下さい。

「第10回秋葉原微分幾何セミナー」

講演者:長友 康行 氏(明治大学大学院理工学研究科)
講演題目:「グラスマン多様体への調和写像」
日程:2013年7月20日(土)
場所:東京都新宿区神楽坂4-2-2
   東京理科大学神楽坂キャンパス
   森戸記念館第1フォーラム
   ※会場がいつもと異なります。ご注意下さい。

概要: リーマン多様体から球面への極小はめ込みを特徴付ける「高橋の定理」の一般化として、リーマン多様体からグラスマン多様体への調和写像の特徴付けを、ベクトル束とその切断のなす空間、およびラプラス作用素を用いて行う。 さらにコンパクト型の対称空間のグラスマン多様体への全測地的はめ込みを用いて、リーマン多様体からコンパクト型の対称空間への調和写像に関して、「高橋の定理」を一般化する。
 また、「高橋の定理」は、Do Carmo-Wallachにより、球面間の極小はめ込みのモジュライ空間を記述するために用いられたが、コンパクト対称空間(もしくはコンパクト等質空間)からグラスマン多様体への調和写像のモジュライ空間を、一般化された高橋の定理を用いて記述する。
 最後に、一般化された高橋の定理やDo Carmo-Wallachの定理の応用について言及する。 すなわち、板東−大仁田の定理やCalabiの結果の別証明、Tothの結果の拡張、Joyceの複素射影空間内の極小Lagrangian部分多様体に関する結果のコンパクトHermite対称空間への一般化などである。 

プログラム:
  11:00-12:00  グラスマン多様体への調和写像1
  13:30-14:30  グラスマン多様体への調和写像2
  14:50-15:50  グラスマン多様体への調和写像3

詳細は次のwebページをご覧下さい。
http://tmugs.math.se.tmu.ac.jp/g-akihabara/

世話人:
田崎 博之(筑波大学数理物質)
田中 真紀子(東京理科大学理工)
小野 肇(埼玉大学理工)
酒井 高司(首都大学東京理工)

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首都大学東京理工学研究科
数理情報科学専攻
酒井 高司
Tel : 042-677-2458
E-mail : sakai-t @ tmu.ac.jp





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