[geometry-ml:01742] 2013 年度第1回明治大学幾何学セミナーのお知らせ
吉田尚彦
takahiko @ meiji.ac.jp
2013年 4月 22日 (月) 19:01:18 JST
皆様
このメールを重複して受け取られた方はご容赦ください.
今年度第1回目の明治大学幾何学セミナーを以下の要領で開催致しますのでお知らせ致します.
日程:5月9日(木)17:00-18:30
場所:第二校舎A館A205
講演者:服部 公大 氏(東京大学)
講演題目:Taub-NAT変形の一般化
概要:C^2上のユークリッド計量は,超ケーラー計量の最も簡単な例である.C^2上には,四元数としての代数構造を保つ自然なS^1作用が存在するが,この作用を用いてユークリッド計量を変形し,Taub-NUT計量と呼ばれる非平坦な超ケーラー計量を構成できることが知られている.この描像は,超ケーラー多様体にトーラスが作用する場合に一般化されているが,本講演では,非可換なコンパクトリー群の作用を用いた超ケーラー計量の変形について解説する.
参考文献:
1. K. Hattori, A generalization of Taub-NUT deformations, arXiv:1301.5424
2. P. B. Kronheimer, A hyperkahler structure on the cotangent bundle of
a complex Lie group, arXiv:math/0409253
3. H. Nakajima, Instantons on ALE spaces, quiver varieties, and
Kac-Moody algebras, Duke Math. J. Volume 76, Number 2 (1994), 365-416.
興味を持たれそうな方に周知していただけますと幸いです.皆様のご参加をお待ちしております.
幾何セミナーのホームページ:
http://www.isc.meiji.ac.jp/~takahiko/GeometrySeminar/index.html
吉田尚彦
明治大学理工学部数学科
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