[geometry-ml:00172] 特別講義
Kotaro Yamada
kotaro @ math.kyushu-u.ac.jp
2003年 12月 25日 (木) 11:02:20 JST
皆様
九州大学にて以下のような特別講義を行います.
興味のある方はご参加ください.
九州大学大学院数理学研究院
山田光太郎
%#! platex ad.tex
% 2003年度 COE 特別講義のお知らせ
% Time-stamp: <2003/10/31 08:31:00 kotaro>
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
\documentclass[12pt,a4j]{jarticle}
\pagestyle{empty}
\begin{document}
\begin{center}\bf
{\bf COE特別講義}\\[14pt]
{\LARGE\bf 情報幾何学とその応用}\\[14pt]
講師:{\large\bf 甘利俊一}\\
(理化学研究所脳科学研究センターセンター長)
\end{center}
\vspace{3zh}
21世紀COEプログラム「機能数理学の構築と展開」からの援助により表記特別講義
を行います.多数の方のご参加をお待ちしております.
\begin{description}
\item[日程:]2004年1月27日(火)午前10時〜1月29日(木)正午\\
\begin{quote}
\begin{tabular}{%
r@{月}r@{日(}c@{) }%
r@{:}r@{--}r@{:}r%
l}
1&27&火&10&00&12&00&講義 (1)\\
\multicolumn{3}{c}{}&14&00&16&00&講義 (2)\\
1&28&水&10&00&12&00&講義 (3)\\
\multicolumn{3}{c}{}&14&00&16&30&
参加者による short communicatinos\\
1&29&木&10&00&12&00&講義 (4)
\end{tabular}
\end{quote}
\item[場所:]九州大学理学部本館1401教室
\item[旅費:]学生の方へはある程度の旅費援助が可能です.
希望される方は早めに世話人(山田)までご連絡ください.
なお,事情によりご希望に沿えないことがあるかも知れません.お許
しください.
\item[Short communications:]
28日午後に講演をされたい方は,世話人まで電子メイルにてご連絡く
ださい.%
(旅費の支給を希望する学生の方は講演を義務とします.)
詳細は講義初日に決定します.
\item[懇親会:]
28日の夕刻,懇親会を行います.
人数を把握したいので,参加を希望される方は 1月20日までに
世話人まで電子メイルにてご連絡ください.
\end{description}
\vfill
\begin{flushright}
世話人:山田光太郎(九州大学大学院数理学研究院)\\
kotaro @ math.kyushu-u.ac.jp
\end{flushright}
\newpage
\begin{flushleft}
COE特別講義\\
情報幾何学とその応用\\
講師:甘利俊一(理化学研究所脳科学研究センターセンター長)
\end{flushleft}
\vspace{3zh}
\begin{description}
\item[講義概要:]
本講義は,確率分布族の空間の自然な幾何学構造の
研究に端を発した、リーマン計量と双対なアファイン接続と
を持つ空間の幾何学とその情報科学に対する応用を論ずる。
\vspace{2zh}
\begin{description}
\item[第1回:確率分布族における不変な幾何学構造の導入]
ここでは、不変な幾何構造としてリーマン計量と双対接続
が現れること、さらに双対平坦なリーマン空間における凸構造
と、ルジャンドル変換の幾何学、拡張ピタゴラスの定理、射影定理
などを示す。\vspace{2zh}
\item[第2回:情報幾何学の統計的推論への応用]
ここでは、統計的推論を幾何学理論の立場から見直す。
推定と検定の高次漸近理論、セミパラメトリック推定論、
時系列などを議論する。
\vspace{2zh}
\item[第3回:確率推論と情報幾何]
多数の確率変数の因果相関関係がグラフで表現できるような
グラフィカルモデルをもとに、その変数の値を推論する確率推論
は、人工知能、統計学、情報理論、統計物理学などで共通に現
れる。その仕組みを情報幾何の立場から議論する。
\vspace{2zh}
\item[第4回:神経多様体の微分幾何と特異点]
神経回路網のなす多様体と、その中での学習のアルゴリズム
およびそれが生み出す軌跡を議論する。このとき、多様体は特異
点を含み、リーマン計量がそこでは退化する。この場合の推論及
び学習に特異構造が及ぼす影響を議論する。
\end{description}
\end{description}
\vfill
\vfill
\end{document}
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