[geometry-ml:00035] 箱根幾何学研究会のお知らせ
Akito FUTAKI
futaki @ math.titech.ac.jp
2002年 8月 6日 (火) 16:08:15 JST
各位
下記の日程で研究集会を行います.
期間 : 平成14年11月8日(金)〜11月10日(日)
名称 : 箱根幾何学研究会
場所 : ホテル箱根アカデミー,桃源台徒歩2分(ロープウエイで
降りたところ,芦ノ湖畔,
神奈川県足柄下郡箱根町湖尻
160,Tel 0460-4-7811
世話人 : 吉田朋好(tyoshida @ math.titech.ac.jp),
二木昭人(futaki @ math.titech.ac.jp)
目的 : 現在の幾何学の諸テーマの中から下記の3つを選び,
太田啓史,後藤竜司,吉田朋好の3氏に大学院生向け
の解説をお願いします.下に3氏の講演要旨があります
ので御覧下さい.
対象 : 主に大学院生および意欲のある4年生を対象にしますが,
どなたでも参加してかまいません. 旅費の援助はします
ので, 世話人あてにご連絡下さい.予算の限度に達し
次第締切らせていただきます.
お願い : この研究会につき,貴大学の大学院生に知らせるととも
に下の tex file を compile して掲示して頂けたら幸いです.
なお準備が出来次第
http://www.math.titech.ac.jp/Users/futaki/conferences/hakone.html
にも掲載します.
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東京工業大学 二木昭人
futaki @ math.titech.ac.jp
Tel & Fax 03-5734-2201
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\documentstyle[11pt]{jarticle}
\textwidth=14cm \textheight=22cm
\begin{document}
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\centerline{\Large\bf 箱根幾何学研究会のお知らせ}
\bigskip
\begin{description}
\item[日時] 11月8,9,10日(金,土,日)
\item[場所] ホテル箱根アカデミー,桃源台徒歩2分(ロープウエイで降
りたところ,
芦ノ湖畔,神奈川県足柄下郡箱根町湖尻160,Tel 0460-4-7811
\item[世話人] 吉田朋好(tyoshida @ math.titech.ac.jp),\\
二木昭人(futaki @ math.titech.ac.jp)
\item[目的] 現在の幾何学の諸テーマの中から下記の3つを選び,
太田啓史,後藤竜司,吉田朋好の3氏に大学院生向けの解説をお願いします.
\item[対象] 主に大学院生および意欲のある4年生を対象にしますが,
どなたでも参加してかまいません. 旅費の援助はしますので, 世話人あてに
ご連絡下さい.予算の限度に達し次第締切らせていただきます.
\end{description}
\bigskip\noindent
{\bf\Large 講演内容一覧}
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\begin{description}
\item[吉田朋好] $SU(2)-WZW$ モデルと3次元多様体の不変量の解説
\item[要旨] 共形場理論とくに $SU(2)-WZW$ モデルについて
解説し、3次元多様体の不変量への応用について
話す。共形場理論の解説は、作用素代数的な構成よりは、
指数定理と保形関数に重点を置き、どちらかといえば、
大域的、幾何学的な視点からの見方を強調する。
物理的な側面はわかる範囲でしかしないので、不充分になるかも。
3次元多様体の不変量については、幾何学的量子化との関係、
とくに準古典近似に関連したことを話す。
\bigskip
\item[太田啓史] Floer cohomology theory for Lagrangian intersections and
$A_{\infty}$ algebra
\item[要旨]
Lagrangian 交叉のFloer cohomologyと$A_{\infty}$ 代数について
お話します。まず、Lagrangian submanifoldに付随して $A_{\infty}$ 代数を、
擬正則円板のモジュライ空間を用いて幾何学的に構成します。これ
は、Lagrangian
submanifoldの古典的な有理ホモトピー型を$A_{\infty}$ 代数として
量子変形したものと思えます。この$A_{\infty}$ 代数を基礎として、
Lagrangian 交叉のFloer cohomologyの障害理論と変形理論の
幾何学的側面、(ホモトピー)代数的側面、についてお話したいと思います。
これは、深谷賢治氏、Y-G Oh氏、小野薫氏との共同研究に
基づいています。
\bigskip
\item[後藤竜司] スペシャル幾何学の世界
\item[要旨] ベルジェのホロノミーの分類によりスペシャル幾何学
(カラビーヤオ、超ケーラー、$G_2$ そして $Spin(7)$ 多様体)
の存在が予言され、 最近, このような幾何学の存在が種々の方法で示され
ている。
この講演では、スペシャル幾何学について、
基礎的なところから、最近の展開まで、
特に、$G_2,\ Spin(7)$多様体の
具体的な例の構成や、calibrationを使ったモジュライ空間の
構成などについて、解説する。
\end{description}
\bigskip\noindent
{\bf\Large 暫定的時間割}\newline
11/8 3:00〜4:30 後藤,4:50〜6:20 太田,\newline
8:00〜9:30 吉田\newline
11/9 10:00〜11:30 後藤,1:00〜2:30太田 \newline
3:00〜4:30 吉田,8:00〜9:30 後藤\newline
11/10 10:00〜11:30 太田,1:00〜2:30 吉田\newline
\bigskip
問い合せ先 東京工業大学理工学研究科数学専攻\\
吉田朋好 (Tel 03-5734-2206)\\
二木昭人(Tel 03-5734-2201)\\
この集会は\\
文部科学省科学研究費基盤研究(A)(1) 課題番号14204002 (代表 二木昭人),\\
文部科学省科学研究費基盤研究(C)(2) 課題番号 13640065 (代表 吉田朋好)\\
による補助を受けております.
\end{document}
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